【書籍紹介】社員をサーフィンに行かせよう(イヴォン・シュイナード)

【書籍紹介】社員をサーフィンに行かせよう(イヴォン・シュイナード)

Posted 2014/06/16 by oredayo

社員をサーフィンにいかせよう

久々の書籍紹介です。

半年くらい前にとある経営者の方のブログで紹介されており、そのキャッチーなタイトルに惹かれて購入しました。
半年間でかれこれ4,5回は読み直すほどのお気に入りです。

おおまかな内容

パタゴニアという企業の成り立ちや創業者イヴォン・シュイナードに関して ・・・10%
パタゴニアという企業の理念について・・・30%
ミッションの遂行、企業文化や理念浸透の仕組み、具体例に関して・・・30%
環境問題に関するイヴォンの意見やデータ・・・30%
といった感じです。

上記の割合は、章立てや構成ではなく、中身としてはという意味です。

「環境問題とか全然興味ねーよ」という方も安心下さい。
なんやかんやでスムーズに読めます。

特に深く考えさせられたこと2つ

書籍内には、組織作りや理念の浸透など、企業運営に関する見解がたっぷり示されています。
しかし、どちらかと言うとニート(平安時代でいうところの貴族)に近い存在である僕が語るには、いささか内容が高尚すぎるため、あえて経営や企業運営とは関係のない項目について書いてみます。

正しい選択をする強い意志

地雷を作っている企業の社長が、地雷で手足を失った何の罪もない人々を目の当たりにした時、どんな決断をするだろうか という喩え話が出てきます。
地雷を作っている企業が地域の雇用を生み、数少ない人々を豊かにする対価として、圧倒的多数の罪のない人々の命や足が犠牲になるという構造です。

ここで、映画やドラマなら、地雷を作らないという”人間・知性ある生き物としての正しい選択”が取られるわけですが、たいていの経営者は不都合な真実に目を瞑り、いかに利益をあげていくかを考えてしまいます(個人的にはそれが間違っているとか正しくないとかは思いません)。

しかし、パタゴニアは、女性の社会進出やワークバランスの改善、環境保護のために本当に正しい決断と、尋常ならざる努力を行ってきました。
地雷を作ることをやめ、本当に人間にとって良いことをビジネスとして行い続けてきたのです。

努力が出来るか出来ないか、企業としての責任を果たせるか果たせないか、労働者の生活や地球環境など、ビジネスにおいて蔑ろにされがちな概念や存在を尊重することがいかに大切かを説いています。

パタゴニアって単純にカッコイイなぁと思いました(小並感)
ある種のノブレス・オブリージュで、出来る人がやらずに誰が出来ようかという話でもあります。

現実ではこんなに単純な二者択一の選択ではないと思いますし、僕自身何が本当に正しいのか判断できる程、できた人間ではないことも知っています。
それでも、迷ったらGOどころか迷わずGOしてきた人生を深く反省し、「5つのなぜ」を考えるTOYOTA自動車並にものごとを熟考したうえで、それでもわからなければカッコイイ選択肢を選び続けながら生きていこうと改めて決意させられました。

環境問題について

東南アジアのマングローブを切り開いてエビの養殖場を作るより、自然環境に悪影響が出ないように「不必要なムダを省いた」漁業を行った方が、数百億ドル規模で経済価値が高いんだそうです。
マングローブを切り開いて養殖したエビの売上より、自然保護団体や政府がマングローブ再生につぎ込んでいる費用の方が高額そうなのは誰にでも理解できます。

人間として生きていく以上、多少の自然破壊は仕方のない事だと思いますし、途上国では環境を気にする余裕がないことも理解できます。

そんな時代だからこそ、そこら辺の人よりは多少ゆとりのある僕自身が、生活用品をエコ商品に切り替えたり、ペットボトルのキャップを分別したりするくらいのことは今日から始めようかなと思っています。

環境問題というスケールの大きい課題だけでなく、これまで日々の生活で見て見ぬふりをしてきた些細な問題(増え続ける内臓脂肪、黒く汚れ続ける肺)に関しても、もう少しでも深く考え、行動に移していく良いきっかけになりました。

まとめ

この書籍の面白さが伝わるような紹介の仕方であったかどうかはわかりませんが、少なくとも読めば何かしらポジティブなキッカケをつかめる本なのではないかなぁと思います。

僕自身は、特に仕事に対する考え方や姿勢に関してものすごくポジティブな影響をうけることができました。

社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論

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